負の世界遺産「アウシュビッツ」に行きました
こんにちは。ゆうまです。
今回は、ドイツ留学中にポーランドにあるアウシュビッツに行ったのでそのブログを書きます。
実は、ドイツ留学中に初めて行った国がポーランドでした。
しかし、行ったのが今から1年位前だったので移動手段など細かい情報を忘れてしまったので書いていませんでした。。。。それでも一応記録として残したいと思ったのでブログを書きます!
アウシュビッツが一番の目的でポーランドに行ったのですが、観光もしたのでそれについても書きます。
僕たちは、アウシュビッツから一番近いクラクフ(Kraków)という町に行きました。
まずは、移動について
僕たちが住んでいたルードヴィヒスハーフェンから一番近い空港がフランクフルト空港だったので、フランクフルト空港から飛行機に乗っていきました。
Frankfurt international airport → John Paul international airport (この移動に関してはあまり詳細を覚えていないです)
クラクフの空港に着いたら空港でチケットを買ってバスに乗りクラクフ市内に行きました!
この旅行で僕たちが泊ったのは、Atlantis Hostelというホステルに泊まりました。
このホステルは可もなく不可もなく普通でした。
ホステルの特徴だと思いますが、シェアのキッチンがあったので大人数で泊まる際は良いと思います。
良かった点は、建物の入り口がカギがないと入れないシステムになっていたので防犯対策はしっかりとされているように感じました。
ということで早速観光について!
僕たちはお昼ごはんにレストランに行きました。
このお店では、ポーランドの有名な伝統料理ピエロギが食べられます!
お店の雰囲気もいい感じでしたし、ピエロギも本当においしかったです!
みんな仲良くピエロギを頼みました(笑)
ピエロギは例えるなら餃子のような感じでした。中の具材は何種類か選べました!何を頼んだか覚えていませんでしたが、とてもおいしかったです。
しかし、大人数で行ってシェアするときは、ピエロギだけでなく他の食べ物を選んだ方がいいと思います。(笑)(あたりまえ)
ご飯を食べ終わったらクラクフの街を探索しました。
僕たちが行ったところを羅列して書きます。
クラクフの中央市場広場(Rynek Glowny)へ行きました。
おそらく、ここはクラクフの中心地だと思いますが、この場所ではたくさんの人でにぎわっており、周りの建物をすごく素敵だったのでとても感動しました!
また、僕はドイツ以外で初めての海外旅行だったので、こういったヨーロッパ風の建物が見られてすごく美しいと感じました。
次は、織物会館(The Cloth Hall)でショッピング!
ここは、中央市場広場の写真にあった奥の建物の中にあります!
中には、本当にたくさんのお土産屋さんがありたくさんの人がいました。
ポーランドで有名な織物や琥珀の商品がたくさん売られていました。特に琥珀の商品はとてもきれいで割とお手頃の価格だったので、お土産にとてもいいなと思いました。
聖マリア大聖堂(St. Mary's Basilica)にも行きました。
中に入ることはできましたが、近くで見るためにはお金がかかりました。
遠くからではありますが、中は見れてすごく豪華な造りで素敵でした!!
この日は、夜にスーパーマーケットとコンビニで食事を買って、ホステルのシェアキッチンでみんなで食べました。
次の日は、ついにアウシュビッツに行きました。
アウシュビッツはクラクフから離れているので、電車やバスなどに乗る必要があります。
僕たちは、バスに乗りました。
バスのチケットは事前にオンラインで買っていたので、自分たちはホステルからバスターミナルまで歩いて行ってバスにすぐに乗れました!(個人的に海外ではオンラインで購入できるものは全部オンラインで済ませるのがいいと思います!)
バスに乗れば、クラクフからアウシュビッツの方まで大体1時間30分くらいかかりました。
アウシュビッツに着くとたくさんの人がいました。
僕たちは、今回日本人ガイドの中谷剛さんという方にガイドをお願いしました。日本人ガイドはこの方しかいないので、日本語でガイドをしてもらいたい方は中谷剛さんに直接連絡をする必要があります。
一応、予約なし・無料でアウシュビッツの見学はできるみたいです。
しかし、ガイドが必要ないにしても、絶対に予約はしていった方がいいです!(アウシュビッツの見学の予約はホームページからできます)
とはいっても結論から言うと個人的には、お金はかかりますが中谷剛さんにガイドをお願いして見学した方が100%良いです!!!
やはりプロの方はしっかりとした知識がありますし、更に日本語でのガイドだとしっかりと理解できるのでお勧めします。
僕たちは、アウシュビッツに到着して中谷さんと合流し、中に入りました。
※「ARBEIT MACHT FREI」と書いてあり、「働けば自由になる」という意味
※見学する人の中にはヨーロッパの学生がたくさんいました。
※収容されていた方々のものがたくさん展示されていました。
※ユダヤ人のベッド。こんなに小さいベッドなのに格段に2人ずつ寝させられたらしい。
※死の壁。銃殺に用いられた場所で多くの方が殺された。
※二重の有刺鉄線。220ボルトの高圧電流が流れていたらしい。
※ガス室
第二収容所ビルケナウへ行きました。
第一収容所からシャトルバスが出ているのでそれに無料で乗ることができます。
※この収容所がアンネフランクと彼女の家族が収容された場所
※ドイツ軍が虐殺の証拠隠滅した際のガス室や焼却炉の跡
このアウシュビッツでの見学は自分にとってとても学習になりました。
中谷さんが教えてくださったエピソードの1つでとても心に残っているものがあります。
収容されて、与えられる食べ物が少ない中、給付されるバンを6等分にする必要があったらしく、その状況でパンを切る人が最後にもらうようにすることで等分したらしい。
このエピソードを聞いて、このような過酷な状況下で「自分がどうにかして多く食べよう」などといった考えてはなく、みんな「平等に」考えられていたことが本当に素敵だと思いました。
国同士・宗教間での争いは一概にどうこう言えることではないと思いますが、やはりどのような過程であろうと戦争という選択は最悪の選択だと思います。
何百年という歴史の中でたくさん戦争が起きそのたびに戦争の悲惨さが謳われます。しかしそれでも、今現在世界で戦争が起きているということがすごく悲しく思います。
こういうことを書くと日本は平和な国だから戦争をする人たちの苦悩や苦難がわかっていないのだと思う方がいると思います。確かに今の若い人たちは戦争を経験していないので平和な中でしか生きてきていないので平和ボケしていると思います。自分もその一人だと思います。
しかし、だからこそ僕たちにできることは、歴史を知ること・そして伝えることが大事なのではないかと感じました。
自分が今書いているブログも1つの大事な過程だと思いますし、アウシュビッツでガイドをしている中谷さんもきっとそういう風に考えて伝えるためにガイドをしているのだと思います。
僕は、このアウシュビッツでの見学を通して、歴史や戦争について改めて考えられる良い機会だったと思います。ぜひもっと多くの日本人の方々にアウシュビッツでの見学をしてほしいと思いました。
そしてもしアウシュビッツでの見学をする際は絶対に日本人のガイドの方と見学をしてほしいです!!(今は中谷さんしかいませんが)
特に中谷さんはとてもお話が上手だと思いました。この大量虐殺がダメ、ヒトラーが悪い、といったことをお話しするのではなく、見学を通してこの状況が起きた過程をお話ししてくださいました。なので、僕たちは、どういうことがいけなかったのか、どうしてこのようなことが起きたのかを自分たちで考えることができました。本当にこの歴史に関してしっかりと向き合う良い機会となりました。
アウシュビッツ見学のあとは、行きと同様にバスに乗って帰りました。(見学が終わってすぐにバスのチケットをオンラインで買いました)